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執筆者の写真k-kunst

朗読劇「シリン・ゴルの物語」〜 アフガニスタンに 神はただ 涙しにきたもう

更新日:2018年10月15日

2005年11月、四谷コア石響にて


シリン・ ゴル、彼女は思い出せる全てのことについて細密に正確に話す。


まるで自分の命がなくなったときに、自分の全ての物語を確実にこの世に残しておきたいかのように・・。


彼女の言葉はまるで天気のようだ。ある時は嵐のように全てを吹き飛ばし、


ある時はやさしいそよ風のように心に触れる。


ある時は穏やかな太陽のように冷えた心を暖めてくれるし、ある時は、


砂漠の激しい太陽のように私の心を焼き尽くす。(中略)


シリン・ゴルの話は珍しい話ではない。ただ月並みの異常さが語られているだけだ。


全く同じか、似たようなことを数千のアフガニスタンの女性たちが経験してきたし、


今も経験し続けているのだ。


「シリン・ゴルの物語」(仮題)

シバ・シャキブ著 鷲尾 とよ訳 現代人文社(来春出版予定)より




profile


飯原 道代(朗読) Michiyo Iihara

神戸出身。桐朋学園演劇専攻卒業後、劇団俳優座へ入団し現在に至る。劇団活動の傍ら詩と歌と音楽の試み「ことばうた」を1993年より続けている。平成16年度、文化庁国内研修生。

   

佐川 大輔(朗読) Daisuke Sagawa

俳優座養成所、その他様々な海外の演出家のワークショップで芝居を学ぶ。「Theatre Moments」を発足、すべての公演の構成・演出を担当。ストレートプレイの要素から、身体表現、オブジェクトシアターまで観客の創造性を刺激するトータルシアターを標榜している。


田嶌 道生(ギター) Tashima Michiwo

東京出身。ギター・デュオ・グループ「ドゥーズ・コルデ」のメンバーとして、クラシック、ショーロ、ピアソラなどの演奏で活動している。海外ミュージシャンとのツアーやレコーディング、作曲や執筆等その活動は多岐にわたっている。


渡辺 喜美子(脚本) Kimiko Watanabe

山口県出身。1999年から2005年までの在独。NPO活動を通して様々な国の人と出会う。

今回、Siba Shakib著「シリン・ゴルの物語」(仮題)の出版を機に朗読劇を企画した。

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